基本的にドラマは原作を元々好きか・好きな俳優が出ているか、どちらかに当て嵌まらない限りは見ることはないですがそのどちらかに当て嵌まってさえいればストーリーにおけるジャンルや、国内のものであるか否かも気にすることはありません。
しかし、最近のドラマは漫画原作のものが多いため漫画好きなわたしにとってはそれは非常に複雑な感情を抱かされることが多く、例え俳優や女優が話題の人物であってもあまりにも原作からかけ離れていたりするとげんなりとして観るのを途中でやめてしまうことが多いです。
そんな漫画原作のドラマの中でも、「ぴんとこな」というドラマだけは最終話まで観ることができました。
元々原作の少女漫画「ぴんとこな」を愛読していたので、ドラマ化されると知ったときから楽しみで仕方ありませんでした。
ですがいざ放送が始まると、原作をベースにしてオリジナルドラマを作ったかのようなストーリー展開で正直「また原作が冒涜されているような・・・」と感じかけました。
でもこのドラマはその「原作を冒涜している」と感じさせてきたいくつかの漫画原作ドラマとは違い、実写ならでは・起用された俳優ならではの展開と魅せ方がされており無意識のうちに引き込まれていきました。
とくに歌舞伎の演目のシーンでは、漫画では表現しにくい・読み手に伝わりにくい戯曲などをわかりやすい説明付きの本格的な映像として再現されていたので原作を読んだ程度ではなかなか引き込まれにくかった歌舞伎の世界へとすんなり入り込めたような気がしました。
最終回における終わり方なども、良い意味で「原作の漫画とドラマは別物なんだな」と思わせてくれる作品でした。
今まで観てきた漫画原作のドラマはいくつかありますが、どれもなんとなく違うな~と感じてしまうものばかりだったのでこの作品に関してはかなりの好印象を抱いています。
せっかく「この漫画は面白い、実写にすればうける」と思って作っているのだろうから、原作の漫画からのファンを置いてけぼりにしたり振り払うようながっかりする作品は作ってほしくないと思います。
それに、ドラマをみて「面白い」と感じた人が原作を読んだとき、原作ファンがドラマをみてげんなりするのと同じように「なんだ、ドラマと全然違うじゃん。」とがっかりしてしまうのはとっても勿体ないことだと思うので、なんでもかんでも売れてる漫画を実写ドラマ化すれば良いというものではないはずです。
「ぴんとこな」もそれぞれ漫画・ドラマと別に考えればどちらとも面白い作品だとは思いますが、せっかく実写化するならやはりどちらから入った人も楽しめるような作品作りを今後のドラマには期待していきたいです。

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